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  • ogralian

『作曲工房の道具たち』〜魔法の杖〜

こんにちは。


今回は作曲家の三種の神器の1つ、『魔法の杖』について書こうと思います。


この『魔法の杖』とは他の2つの神器、『打出の小槌』=Piano、『宝箱』=「MacBook」と 「IPad mini」をつなぐワイヤレスのBluetooth Keyboard のことで、


『Happy-Hacking-Keyboard. Professional Hybrid Type-S』


といいます。


プロのライターの方々ご愛用の一品ということで、すでにご存知の方も多いと思いますし、YouTubeなどでも随分と注目度の高いキーボードのようですね。


このHHKBの魅力についてよく言われるのは、


・Wireless でBluetooth接続で4機種の端末を、Mac Windows IOS とスイッチひとつで切り替えて使える。


・とにかく、打感がいい感じで、打っていて疲れないどころかスコスコともっと打ち続けたくなってくるような不思議な打感。


・コンパクトで持ち運びやすい。


・キーを最小限に抑えているため(USキーボードなので特に少ない)、マウスまでの横移動が最小限ですむ。


・デザインがオシャレ。


などがあるのですが、それらの長所に加えて創始者の有名なコメント、

『アメリカ西部のカウボーイは、馬は乗り換えるけれども、自分が使い慣れて身体に馴染んだ鞍は外して担いでいく・・。』

という、キーボードを鞍に例えて、パソコンは変わってもキーボードは馴染みのものを長く使う・・というコンセプトに非常に共感してこの度導入したのでした。


自分も気に入った道具は大事に長く使う方なので・・。


実際に使ってみると、評判以上に細部に渡ってよく出来た道具であることが分かるのです。


いくつか挙げてみると、


・ショートカットの切り替えのみでMacからWindowsに自在に切り替えができるのみならず、他にもIOSのノートパッドやIPhoneへの切り替えも一発で、とてもスムーズ。


・USキーボードを選んだおかげで、Reternキーが横に長く、小指が短いので助かる。


・同じくUSキーボードの恩恵で、Controlキーが左手小指の真横にあり、BSまで右手小指を伸ばさずにショートカットキーでホームキーに指を置いたままで文字のクリアができる。


・さらに、MacBook13インチのキーボードとピタリと同じサイズのおかげで、キーボード上に置いたまま使えるので、そのまま親指を落としてトラックパッドを操作したり、ショートカットキーを駆使することでマウスをほとんど使わなくなった。


・初めはキートップが小さく感じて、手のひらがやや縮むのか狭く感じたけれど、使っているうちに、キートップの表面に緩い窪みがあって、指先がそこにピタリと吸い付くようになっているのが打ち安く、これと深めの打感とで独特なタッチ感を生んでいることに気づいた。


など、使えば使うほどに細かい配慮とクオリティーの高さに感心するのです。

いつまでも打っていたくなるような不思議な打感と共に・・。


さらにそこへ持ってきて、キーマッピングを簡単に変更できるので、SibeliusやFinaleのような作譜ソフトを使う際に不可欠のテンキーを、Fnキーに割り当てることで、テンキーも必要無くなったし、鍵盤キーボードを使って和音を入力していた作業も、鍵盤に相当するキーを左手Fnキーに割り当てて使えるように出来たのです!


このように、Fn(ファンクション)キーを押しての片手づつの割り当て、右手がテンキーと矢印キー、左手は鍵盤キーと使い分けるため、Fnキーそのものも左右の小指の位置に対象にマッピングを変更することで、譜面を打ち込むときも、文字を打つときもほとんどこの小さいキーボード面積から両手を外さずに作業ができるのです。


これはまさしく魔法の様で、Win、Mac、IOS機器、携帯まで切り替え1つでモニターの周りに機器を置いて、それぞれに切り替えてそのまま使える・・という『魔法の杖』です。


色合いも『墨』という艶消しの黒と灰色の中間のような、なんとも渋い色合いで、こいつがカッコいいなと思ったのですが、対称に配置されている左右小指と両親指を使う、それぞれの役割キーにのみ、無刻印のホワイトキートップのオプションから白ではなく薄いグレーに配色されたキートップに入れ替えて使っています。

このキートップの配色もなかなかメリハリがあり、かつ役割分担を直感的に掴むのに一役買っています。


というわけで、パソコンを持って出るときはもちろん、IPadや携帯だけを持って出る時でさえケースに入れたHHKBは常に持ち歩く様になりました。


しかもこれ、ワイヤレスに加えて電池式なんですね。

バッテリー式だと、バッテリーの寿命がそのまま本体の寿命になるのでしょうが、電池式だといつでもどこでも電池交換のみで、ずっと使えるのもいいですねぇ・・。^ ^


***


というわけで、この万能で愛着のわく新導入のキーボードが、前回のブログで書いた、

『ピアノや譜面を書く道具をどこへでも持ち運べる』

という『魔法の杖』の正体なのでした。


次回のブログでは、Mac上で動いてくれるSibeliusという作譜ソフトと、作曲の素材や試行錯誤した結果の譜面の山を一括管理、整理するのにとても便利な、GoodNote5というソフトとIOS用のエディタソフト=LiqidLogicという、他の作曲道具たち・・を書きますね。


どうぞお楽しみに!


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