
ホンダのV45マグナ 750cc 。
限定解除して初めての大型バイク。
アメリカンスタイルだけどコイツの発進加速は半端じゃなかった。
さらにナナハンだけあってスピードの方も結構出るのだけど、何しろアメリカンスタイルで乗車姿勢が起きているだけに風圧が半端じゃない。
たまらずに風除けのスクリーンを付けたところ、効果てきめんで180キロを超す辺りでスロットルを回しきってしまった。
車体が低いアメリカンで、直ぐ目線の下を180キロで流れてゆくアスファルトの景色は凄かったなぁ。
まだ行けそうだったけれど、これ以上は回らないということで一般道でも常時アクセル全開。
やがて飽きてきた。
その後は、大型を何台乗り継いだかな。
BMW K100…3台続いたから、今度はアメリカンじゃあないのに乗ってみたくなったんだね。
コイツは当時まだバイクでは珍しいABSがつていた。
どんなに急ブレーキをかけても一秒間に7回ブレーキをリリースして、ブレーキロック→転倒にはならないというふれこみだった。
実際に100キロからフルブレーキをかけても、ガガガガーって直立のまま停車出来るのが面白く、何度も何度も試しているうちにタイヤがツルツルになっちゃった。
このバイクで初めて200キロオーバーを体験した。
240キロ辺りを指していたけど、関越の直線が割り箸のように見えた。
継ぎ目の度に飛びそうになって、道の悪さにこれが限界かなと思った。
次がハーレー・ソフテイル。
憧れのハーレー。
こいつではマフラー変えて、いい音と鼓動感をタップリ満喫。
メッキの質感といい、とにかく磨いてても楽しい。
その後は、スズキのイントルーダー1400、
同じくスズキのバンディッド1200。
と大型ばかりを乗り継いだ。
イントルーダーでは、初めてにして唯一のスリップ転倒をした。
真っ昼間の緩いカーブに倒しこんで入った瞬間に、地面にオイルの跡を発見したけど時すでに遅く、後輪が滑ってそのまま右にスライド。
気がつくと道路に寝ていて、最初は滑ったけど転倒しているとは思わなかった。
被害を見ると、ステップがねじ曲がったくらいで自走は可能。
当時指導していた吹奏楽団の大学へ行くところで、右膝のGパンが破れて膝下に擦り傷があったので、団室に電話してガーゼや絆創膏を用意してもらい、Gパンショップに飛び込んでズボンだけ買って仕事に行った。
帰りは団の楽器運搬バンにバイクを積んで、自宅まで送ってもらったっけ。
その後は暫くブランクがあって、ホンダCBの400ボルドールという、ターボ並みに回転が上がると加速スイッチの入る、実に乗りやすいバイクに乗ってた。
他にも、バラデロというスペインホンダの逆輸入車など、何台になるのかなぁ。
こうして30年余り乗り継いできたけれど、ソロソロ終のバイクかな、、。
と思ったときに、今まで乗ってきたバイクでどれが一番よかったか、結局はバイクに何を求める?のか。考えた。
トータルに優秀で長く乗りたいと思ったのはCB400だったし、何しろ楽しかったのはハーレー。
仕事から仕事への移動としてクルマと併用して乗っていたわけで、時には服装や靴、積載荷物=仕事道具など、制約もあったけれど、これだけバイクにのめり込むとは自分でも驚く。
1つは東松山に住んでいて、信号のないクルマも少なくてバイクにとってとても気持ちのよいロケーションだったこと。
仕事場で駐車場のことを気にしなくて良かったし、関越に乗ってしまえば30分で都内に着き、時間が読める、等などクルマもさることながら諸条件にバイクの優位性が勝っていたのでした。
コレだけ乗り潰してきて、それ以外にバイクの何に惹かれるのか、、。
その辺りをよく考えるところで、終のバイク探しとなったのでした。
次回は、終のバイクとの出会いです。(^-^)
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